昭和10年(1935)頃に65円で販売されていた
超高級
”吉田式スタンドラヂオ”です
1995年10月1日に当地和歌山市のマリーナシティーで
何でも鑑定団の出張鑑定が行われ、この受信機がスタジオ行きになりました。
中央には大きな円筒形のガラスがあり、中には40ワットの電球が入っています。
相撲の土俵を思わせる4本の柱の中には1本づつ
全部で4本の真空管が納められています。
高周波増幅;UY−24B
検波増幅;UY−24B
音声出力;UY−47B
電源整流;KX−12B
裏側は狭い場所に全ての部品が押し込まれています。
コイルをこのように金属で囲まれた狭い場所に押し込めると
”Q”(性能)が低下し、感度が悪くなります。
正面の銘板は赤い日の丸を中心に”日本電波”の文字が見えます。
当時の雑誌広告ですが、シリーズで
3種類のセットがあったようです。
回路は一般的な高周波1段増幅の4球セットですが、
再生回路が無いので感度は良くありません。