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1940年(昭和15年)の出来事
昭和15年に現れた広告をご覧下さい、
太平洋戦争開始の1年前の時代背景が見えるようです。

アリア受信機 三鷹電機株式会社
ウエーヴ 石川無線電機株式会社
エレバム真空管 宮田製作所
オーダ、ビオン 白山電池合名会社ラヂオ製作所
クラウン 日本精器株式会社
クローバー受信機 萩工業貿易株式会社電気ラヂオ部
コロナー受信機 山屋工業所
精華号受信機 興亜無線電機製作所
原口無線電機株式会社
テレビアン 山中電機株式会社
デリカ 三田無線電話研究所
ナナオラ 七欧無線電気株式会社
ビクター 日本音響株式会社
ヘルメス 大阪変圧器株式会社
ホリゾン真空管 堀川製作所
マツダ 東京芝浦電気株式会社
ラジオン ラジオン電機研究所
ローヤル受信機  原崎ラヂオ製作所

ヘルメス 大阪変圧器株式会社

回路は当時の高級受信機の代表的な構成で
高周波1段増幅4球受信機です。

”マツダ球付”と表記されていますが
当時の高級品のシンボルは”マツダ”の
真空管でした。

ヘルメス 大阪変圧器株式会社

テレビアン 山中電機株式会社

テレビアン 山中電機株式会社
原口無線電機株式会社

この当時としてはかなり斬新な
イメージ広告だと思います。

原口無線の広告
ウエーヴ 石川無線電機株式会社
ホリゾン真空管 堀川製作所

当時、真空管メーカーは数え切れないくらい
沢山あったようですが、”ホリゾン”ブランドは
一流品だったと思います。

ホリゾン真空管 堀川製作所
エレバム真空管 宮田製作所
エレバム真空管 宮田製作所
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当時の受信機収納ケースは特殊な高級品を除いて例外なくベニヤ板の木箱です。
ご承知のとおりベニヤ板は夏になると虫がつくのでぼろぼろになっているものが多く
コレクションしたらすぐにケースを消毒しておかないと部屋中ゴミだらけにされてしまいます。
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精華号受信機 興亜無線電機製作所

精華号受信機 興亜無線電機製作所
マツダ受信機 東京芝浦電気株式会社

マツダ 東京芝浦電気株式会社
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下 ナナオラ七欧無線電気株式会社の製品左側は放送局型受信機 第11号型です。

”放送局型受信機”は「戸ごとにラジオ」のスローガンのもと、昭和13年1月に制定されました。
11号は最も初期に制定された製品で高周波増幅なしの3球構成です。
未だ少しは資材に余裕があった時代に制定されたので”資材節約型”とは言え電源トランスを使用しています。
使用球 ; 検波増幅 ; 57 ; 電力出力 ; 47B ; 電源整流 ; 12F
ナナオラ 七欧無線電気株式会社

ナナオラ七欧無線電気株式会社
    ナナオラ 七欧無線電気株式会社

    左の”新製品”とは違い、従来型の資源をたっぷり使った重いラヂオです。

    ナナオラ七欧無線電気株式会社
オーダ 白山電池合名会社ラヂオ製作所 高岡正義商店

停電が多い事情もあって電池式の受信機も
根強く残っています。

オーダ電池式受信機
高岡正義商店は、商標オーダの白山電池合名会社社長高岡正義氏が
始めたお店です。

商標オーダの白山電池合名会社
ラジオン ラジオン電機研究所

この製品のような”資源”を沢山消費する
製品は間も無く姿を消します。
ラジオンダイナミックスピーカ
ローヤル受信機  原崎ラヂオ製作所

ローヤル受信機  原崎ラヂオ製作所
ビクターラヂオ 日本音響株式会社

超高級受信機です。
ビクター 日本音響株式会社
ビクターラヂオ 日本音響株式会社
(旧称はビクター蓄音機株式会社)

かわいい犬のマークでおなじみのビクターラヂオです
この犬は”ニッパー犬と呼ばれていますが、その理由は?
ニッパー犬
ビクター 日本音響株式会社
アリア受信機 三鷹電機株式会社
デリカ 三田無線電話研究所

デリカ 三田無線電話研究所
クラウン国策型受信機 日本精器株式会社

クラウン国策型受信機 日本精器株式会社
クローバー 萩工業貿易株式会社電気ラヂオ部

クローバー 萩工業貿易株式会社電気ラヂオ部クローバー 萩工業貿易株式会社電気ラヂオ部
コロナー受信機 山屋工業所

コロナー受信機 山屋工業所
コロナー受信機 山屋工業所

左側の受信機は”国民型”の回路構成です。
部品の広告も含まれていますが自作しる人も多かったのでしょう。