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1927年 昭和2年の出来事
”エリミネーター”用真空管登場

1927年、それまでのバッテリーを電源として動作する真空管に代わって交流電源で動作する
”エリミネーター”用真空管が登場しました。

112A 電力出力用3極真空管(直熱フィラメント)

電力出力用3極真空管 112Aは21世紀の現在でもオーディオ用パワーアンプに
愛用する人もいるくらい、有名な、そしてポピュラーな球です。
  • フィラメント電力 ; 5 ボルト, 0.25 アンペア
  • 電圧増幅率 ; 7.5
  • 出力 ; 270 ミリワット

112A外観

112A電極


226 増幅用3極真空管(直熱フィラメント)

電圧増幅用としてフィラメントを交流で点灯できる最初の真空管がこの226です。
フィラメントを交流で点灯すると、信号だけでなく”ブーーーーン”と「ハム音」が混入しますので
その雑音を出来るだけ少なくするよう、フィラメントを太くして低電圧大電流で点灯するように
設計されています。
  • フィラメント電力 ; 1.5 ボルト, 1.05 アンペア
  • 電圧増幅率 6 〜 8
226
UX-226
226拡大


227 検波増幅用3極真空管(傍熱ヒーター)

フィラメントを金属スリーブの内部に収納し、交流で点灯してもハム音の出ない
”傍熱ヒーター”の真空管です。

UY-227


UY-227メッシュプレート