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放送局型123号受信機

資材節約のためトランスレス方式にした、微弱電界対応受信機

  • 制    定
  • 昭和15年(1940)10月 制定施行 (昭和16年ラジオ年鑑 P249)
  • 設計の要旨
  • 山間僻地においても受信出来るよう、高周波増幅付きの再生式グリッド検波で感度向上を図る
  • 使用真空管
  • 高周波増幅
12Y-R1 リモートカットオフ特性による音量調整
  • 検波
12Y-V1 による再生式グリッド検波、抵抗容量結合方式
  • 低周波増幅
12Z-P1 による低周波電力増幅
  • 電源
24Z-K2 による倍電圧整流
  • 安定抵抗管
B-37 によるフィラメント電圧の安定供給
  • 公定価格
57円60銭 (昭和17年版ラジオ年鑑 P256)


放送局型123号受信機

放送局型123号受信機回路

使用している真空管(最も初期のタイプ)

放送局型123号受信機用真空管
(この写真は三重県にお住まいの津田さんの提供です)

裏側を見ると真空管tこスピーカが見えます
スピーカは銀色に光っていますがフレームの材料は”紙”を”硫黄”で固めたもので、金属材料の不足具合がしのばれます。

放送局型123号受信機裏側

予備真空管のセットです