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1922年 大正11年の出来事

RCA社がトリューム入りタングステンフィラメントの真空管 199 を発表
UV-199の外観と内部構造


UV-199 全体像
UV199外観
UVー199

UV-199 電極の外観
UV-199電極構造

内部構造が見えるようにフィラメントの断線した199の
ガラスを取り除いてみました。

プレートの素材はニッケルだと思います

ソケット部分の構造

UV-199ベース
”UV"タイプの真空管の足はご覧のようにたいへん短くなっています。

初期のソケットは下部に舌片が配置されていて、
上から押える形で接触させていました。

下から上方向に力を加えても真空管が飛び出さないようにピンが出ています。

型名の印刷が消えかかっていますがかすかに
”UV-199"の文字が読み取れます。

電極の構造

UV-199電極内部

細い網目が増幅作用の要である”グリッド”です。

目が細かいほど、又フィラメントに近いほど
電圧を増幅する作用が大きくなります。

真空管のてっぺんにある 排気口

初期の真空管は左のように
排気口が頭にあるものが多く
コレクターにとっては恐怖の存在です

少しの衝撃でも先端部が割れてしまい
空気が入って””真空管””では
無くなってしまいます。